AIでコードは誰でも書ける時代に「守る側」の単価を調べたら、セキュリティプロ・フリーランスに行き着いた話

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  1. はじめに:AIが開発をこなすほど、「守る人」の希少性が上がっていた
  2. 第1章:AI時代にセキュリティエンジニアの価値が上がっている理由
    1. 1-1. 生成AIで「作る力」はコモディティ化、「守る力」は希少なまま
    2. 1-2. サイバー攻撃はAIでむしろ増えている(NICT・警察庁データ)
    3. 1-3. セキュリティ人材は約11万人不足——需給ギャップが単価を押し上げる
  3. 第2章:僕が「セキュリティで独立」を調べて分かった現実
    1. 2-1. フリーランスのセキュリティ案件は月90万円が中央値
    2. 2-2. 一般のフリーランスエージェントでは専門案件が拾いにくい
    3. 2-3. 求められるのは「診断できる」より「上流で設計・判断できる」人
  4. 第3章:セキュリティプロ・フリーランスとは——案件・単価・運営会社
    1. 3-1. 運営は株式会社スプラッシュエンジニアリング、セキュリティ特化
    2. 3-2. 脆弱性診断・SOC・ゼロトラスト導入・セキュリティコンサルなど
    3. 3-3. 月80万円以上が8割、最高150万円、リモート率8割
    4. 3-4. 登録無料・カウンセリング〜参画まで2〜4週間
  5. 第4章:セキュリティプロ・フリーランスを他のエージェントと正直に比較する
    1. 4-1. 一般フリーランスエージェント(Midworks等)との違い
    2. 4-2. 正社員のセキュリティ転職との違い
    3. 4-3. 向いている人・向いていない人
  6. 第5章:AIツールをセキュリティ業務と学習に活かす具体策
    1. 5-1. 脆弱性情報のキャッチアップをAIで効率化
    2. 5-2. 診断レポート・報告書のドラフトをAIで作る(機密の扱いに注意)
    3. 5-3. 資格学習(登録セキスペ等)にAIを使う
  7. まとめ:AIが作る時代だからこそ、「守れる人」の価値が上がる
  8. この記事で参考にした公的データ・資料

はじめに:AIが開発をこなすほど、「守る人」の希少性が上がっていた

正直に言うと、この1年で僕の開発の仕事はかなりラクになりました。ChatGPTやGitHub Copilotに実装を任せて、自分はレビューに回る。コードを書く速度で差をつける時代は、もう終わりつつあると感じています。

でも同じ時期に、僕が担当しているシステムへの不審なアクセスは明らかに増えました。攻撃する側もAIを使って、脆弱性スキャンや侵入の試行を自動化しているんですよね。「作る仕事」がコモディティ化する一方で、「守る仕事」の需要はむしろ膨らんでいる——この非対称に気づいてから、僕はセキュリティ方面のキャリアを本気で調べ始めました。

その過程でたどり着いたのが、セキュリティ領域に特化したフリーランス案件紹介サービス「セキュリティプロ・フリーランス」です。調べてみると、フリーランスのセキュリティ案件は月単価の中央値が90万円。一般的なWeb開発のフリーランス相場をはっきり上回っていました。

この記事では、AI時代にセキュリティエンジニアの価値が上がっている理由、フリーランスとして独立するときの現実、セキュリティプロ・フリーランスの案件・単価・運営会社、そしてAIをセキュリティ業務と学習に活かす方法までをまとめます。向いていない人のことも正直に書くので、冷静に読んでください。

第1章:AI時代にセキュリティエンジニアの価値が上がっている理由

この章では、なぜ今「守る側」の人材が取り合いになっているのかを整理します。あなたも「セキュリティは一部の専門家の話」と思っていませんか? その前提、ここ数年で大きく変わったんです。

1-1. 生成AIで「作る力」はコモディティ化、「守る力」は希少なまま

結論から言うと、実装スキルは生成AIで誰でも一定水準に届くようになった一方、セキュリティの設計・診断・対応は経験値の差がそのまま残っています。

理由は、セキュリティの仕事が「正解のあるコードを書く」のではなく、「攻撃者の視点で穴を探し、限られた情報から判断する」性質だからです。ここはAIが下書きを出せても、最終的な判断と責任は人が負う領域なんですよね。

具体例として、僕の周りでは「AIで初めてWebサービスを作れた」という非エンジニアが増えました。でもそのサービスに脆弱性診断をかけると、認証の不備やアクセス制御の甘さがごろごろ出てきます。作れる人が増えるほど、「その作られたものを点検できる人」の相対的な価値が上がっていく構造なんです。

つまり、これから伸びるのは「AIに使われない側」——AIが出した成果物をレビューし、リスクを見極められる人だと思いませんか?

1-2. サイバー攻撃はAIでむしろ増えている(NICT・警察庁データ)

結論として、攻撃側のコストがAIで下がった結果、サイバー攻撃の量は過去最多を更新し続けています。

情報通信研究機構(NICT)の「NICTER観測レポート2024」によると、2024年に観測されたサイバー攻撃関連通信は前年比11%増で、総観測パケット数は約6,862億と過去最高を記録しました(参考:NICT「NICTER観測レポート2024」)。また警察庁の「令和6年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」では、ランサムウェアの被害報告は222件、うち140件が中小企業で、比較的守りの薄い中小が主な標的になっていると報告されています(参考:警察庁「令和6年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」)。

具体的には、RaaS(Ransomware as a Service=攻撃ツールをサービスとして貸し出す仕組み)の広がりで、高度な技術がなくても攻撃を仕掛けられるようになりました。攻撃のハードルが下がったぶん、防御の需要は全業種に広がっているんです。

攻撃が増え続ける以上、それに対応する人の仕事も増え続ける。景気に左右されにくい需要だというのが、僕がこの分野に注目した理由の一つです。

1-3. セキュリティ人材は約11万人不足——需給ギャップが単価を押し上げる

結論から言うと、日本ではセキュリティ人材が構造的に足りておらず、そのギャップが実務者の単価を押し上げています。

経済産業省の「サイバーセキュリティ人材の育成促進に向けた検討会 最終取りまとめ」(2025年5月)では、国内のセキュリティ人材は民間調査で約11万人不足しているとされ、国家資格「登録セキスペ(情報処理安全確保支援士)」を2030年までに5万人規模に増やす目標が掲げられました。2025年4月時点の登録者は約2.4万人にとどまります(参考:経済産業省「サイバーセキュリティ人材の育成促進に向けた検討会 最終取りまとめ」)。

具体的には、需要に対して供給が足りない職種では、企業は「正社員で採れないなら、単価を払ってでもフリーランスに依頼する」動きを取ります。実際、セキュリティのフリーランス案件は月80万円以上が大半で、一般的なWeb開発案件より一段高い水準です。

スキルを積む価値がはっきり数字に出ている分野は、そう多くありません。ここは「勉強した分だけ報われやすい」領域だと感じています。

(次の章では、実際にフリーランスとして独立するときに見えてくる現実を書きます)

第2章:僕が「セキュリティで独立」を調べて分かった現実

ここからは、僕が案件情報やエージェントを調べて分かったことを共有します。「単価が高い」という話の裏にある条件も、正直に書きますね。

2-1. フリーランスのセキュリティ案件は月90万円が中央値

結論から言うと、セキュリティ領域のフリーランス案件は、月単価の中央値が90万円前後という高水準です。

理由は、第1章で見たとおり人材が不足していて、かつ「事故が起きたときの損失が大きい」領域なので、企業が単価を惜しまないからです。

具体的には、セキュリティプロ・フリーランスが公表している相場感では、最低単価50万円、中央値90.0万円、平均93.2万円、最高139万円。月80万円以上の案件が8割以上を占めるとされています。一般的なWeb系フリーランスの中央値が月65〜75万円あたりであることを踏まえると、専門性に対する上乗せがはっきり出ています。

もちろん、この単価は「一定の実務経験がある前提」の数字です。未経験からいきなりこの水準というわけではない点は、誤解しないでほしいんですよね。

2-2. 一般のフリーランスエージェントでは専門案件が拾いにくい

結論として、セキュリティ案件を探すなら、総合型のフリーランスエージェントより専門特化型のほうが効率的です。

理由は、総合型は案件数こそ多いものの、その大半がWeb開発・インフラ・アプリで、セキュリティ専門の案件は全体のごく一部。担当者もセキュリティに詳しくないことが多く、スキルの棚卸しや単価交渉で噛み合わないからです。

具体的には、僕が総合型エージェントに「脆弱性診断の経験を活かしたい」と伝えたとき、返ってきたのは「インフラ構築の案件ならあります」でした。悪気はないんです。ただ、母集団にセキュリティ案件がほとんどないので、提案のしようがない。一般的なフリーランスエージェントの使い方は別記事にまとめていますが、専門分野を持っているなら、その分野に強い窓口を併用するのが現実的です。

「案件数が多い=自分に合う案件が多い」ではない、というのは独立を考えるうえで押さえておきたいポイントなんですよね。

2-3. 求められるのは「診断できる」より「上流で設計・判断できる」人

結論から言うと、単価が高い案件ほど、ツールを回す作業ではなく「何を守り、どこまで対策するかを決める」上流の判断を求められます。

理由は、脆弱性スキャン自体はツールで自動化が進んでいて、そこに高い金額は付きにくいからです。価値が出るのは、出てきた結果をビジネスリスクとして翻訳し、優先順位をつけ、経営や開発チームに説明できる部分です。

具体的には、セキュリティプロ・フリーランスが扱う案件にも「ゼロトラスト導入の要件定義」「SOC(セキュリティ監視部門)の運用PMO」「セキュリティポリシー・ガバナンスのコンサルティング」といった上流のものが並びます。手を動かすだけでなく、上流に踏み込める人ほど選択肢が広がる構造です。

逆に言えば、今まさに診断の現場にいる人が、少しずつ上流の経験を足していけば、単価は素直に付いてくる分野だということなんです。

サーバー機器のイメージ
脆弱性診断からゼロトラスト導入まで、守る側の案件は幅広い

第3章:セキュリティプロ・フリーランスとは——案件・単価・運営会社

ここからは、僕が調べたセキュリティプロ・フリーランスの中身を具体的にまとめます。「新しいサービスで実績が不安」という人ほど、仕組みを知ると判断しやすくなると思いますよ。

3-1. 運営は株式会社スプラッシュエンジニアリング、セキュリティ特化

結論から言うと、セキュリティプロ・フリーランスは、セキュリティ領域だけを扱うフリーランス案件紹介サービスで、株式会社スプラッシュエンジニアリングが運営しています。

理由として、総合型と違い「セキュリティ案件しか扱わない」と決めているので、エージェント側にその分野の知見が集まりやすい設計になっています。プログラム自体は2026年2月開始と新しいサービスですが、逆に言えば今なら案件とのマッチングで埋もれにくいタイミングでもあります。

具体的には、登録後は業界に精通したコンサルタントがヒアリングを行い、経験と希望に合う案件を提案。営業・単価交渉・契約手続きはすべてサービス側が代行し、エンジニアはセキュリティ技術に集中できる、という役割分担です。

新しいサービスを使うときは実績の少なさが不安になりますが、「専門特化」「交渉代行」という設計思想自体は、フリーランスにとって理にかなっているんですよね。

3-2. 脆弱性診断・SOC・ゼロトラスト導入・セキュリティコンサルなど

結論として、扱う案件の幅が広く、「手を動かす診断系」から「上流の設計・コンサル系」までカバーしています。

理由は、企業のセキュリティ需要が、Webアプリの脆弱性診断だけでなく、監視体制の構築、製品導入、ガバナンス整備まで多岐にわたっているからです。

具体的には、公表されている案件例には次のようなものがあります。

  • 特定サービスの脆弱性診断・ペネトレーションテスト
  • SOC運用・セキュリティ監視のPMO
  • セキュリティ製品の設計・構築(EDR、次世代ファイアウォール、SASEなど)
  • ゼロトラスト導入・ID管理(Okta、Active Directory)
  • セキュリティポリシー・ガバナンスのコンサルティング

要件定義・設計・構築・運用保守と、案件のフェーズもさまざま。自分の得意フェーズに合わせて選べるのは、専門特化型ならではだと感じます。

3-3. 月80万円以上が8割、最高150万円、リモート率8割

結論から言うと、単価とリモート率の両方が高水準で、働き方の自由度を確保しやすいサービスです。

理由は、セキュリティ業務の多くがリモートで完結しやすく、かつ人材不足で単価が下がりにくいからです。

具体的には、月80万円以上の案件が8割以上、最高で月150万円。リモート率も8割以上とされており、支払いサイト(報酬の支払いまでの期間)は月末締め30日が目安です。フリーランスにとって支払いサイトはキャッシュフローに直結するので、30日というのは標準的で扱いやすい条件なんですよね。

「高単価だけど毎日常駐」ではなく、「高単価かつリモート中心」を狙えるのは、この分野の恵まれている点だと思います。

セキュリティ特化のフリーランス案件紹介サービス【セキュリティプロ・フリーランス】

3-4. 登録無料・カウンセリング〜参画まで2〜4週間

結論として、登録から実際の案件参画までの流れはシンプルで、費用もかかりません。

理由は、フリーランスエージェントの収益は企業側から受け取るマージンなので、エンジニア側は無料で使えるのが一般的だからです。

具体的な流れは、(1)無料登録フォーム送信、(2)コンサルタントとのカウンセリング、(3)経験・希望に応じた案件提案、(4)クライアント企業との面談、(5)条件交渉(サービス側が代行)、(6)参画後のフォロー、という6ステップ。登録から参画までの目安は2〜4週間です。

「今すぐ独立する気はないけど、自分の市場価値を知りたい」という段階でも、カウンセリングだけ受けて相場感を掴むのは十分アリだと思いますよ。

セキュリティプロ・フリーランス

(次の章では、他のエージェントや正社員転職と横並びで比較します)

第4章:セキュリティプロ・フリーランスを他のエージェントと正直に比較する

「結局、自分はどれを使えばいいの?」に答えます。セキュリティプロ・フリーランスが向かないケースもはっきり書くので、自分の状況に当てはめてくださいね。

4-1. 一般フリーランスエージェント(Midworks等)との違い

結論から言うと、一般フリーランスエージェントは「案件数と安定した福利厚生」、セキュリティプロ・フリーランスは「専門案件への到達率と単価水準」で強みが分かれます。

理由は、Midworksのような総合型は正社員並みの保障制度(給与保障・経費補助など)が充実している一方、案件の多くは一般的な開発・インフラ。セキュリティ特化型は保障面は薄くても、セキュリティ案件だけを深く扱うからです。

具体的には、「セキュリティも含めて幅広く案件を見たい」「福利厚生的な安心がほしい」ならMidworksのような総合型。「セキュリティ一本で単価を最大化したい」ならセキュリティプロ・フリーランス。両方に登録して案件を比較するのも普通のやり方です。エージェントの併用は禁止ではないので、母集団を広げる意味でも複数使うのが合理的なんですよね。

4-2. 正社員のセキュリティ転職との違い

結論として、正社員転職は「安定と教育機会」、フリーランスは「単価と時間の自由」というトレードオフです。

理由は、正社員なら未経験領域への挑戦を会社が支援してくれる一方、フリーランスは「すでにできること」を切り売りする働き方が基本だからです。

具体的には、セキュリティの実務経験がまだ浅いなら、まず正社員でSOCや診断チームに入って経験を積むほうが近道です。逆に、すでに3〜5年の実務があり「同じ働き方で単価を上げたい」なら、フリーランスの高単価案件が現実的な選択肢になります。正社員でのハイクラス転職と天秤にかけて、自分のフェーズで決めるのがいいと思います。

4-3. 向いている人・向いていない人

結論から言うと、セキュリティプロ・フリーランスは「セキュリティの実務経験が3年以上あり、単価と働き方の自由度を上げたい人」に向いていて、「未経験・経験1年未満の人」「安定した保障を最優先する人」には向いていません。

理由は、扱う案件が即戦力前提で、フリーランスである以上は会社員のような保障がないからです。

向いている人の目安はこんな感じです。

  • 脆弱性診断・SOC運用・セキュリティ製品導入などの実務が3年以上ある
  • 今の年収・単価が、市場相場に対して低い気がしている
  • リモート中心で働きたい
  • 営業や単価交渉は代行してほしい(技術に集中したい)

逆に、経験が浅いうちは正社員での経験蓄積を、セキュリティ以外も含めて幅広く見たいなら総合型エージェントを選ぶほうが噛み合います。自分のフェーズに合った窓口を選ぶのが近道なんですよね。

サーバールームを背景にしたソースコード
AIは脆弱性情報の要約やレポートの下書きに使える。ただし機密の入力は厳禁

第5章:AIツールをセキュリティ業務と学習に活かす具体策

最後に、僕が実際にやっている「AIでセキュリティ業務と勉強を効率化する」工夫を共有します。守る側こそ、AIをうまく使って手数を増やすべきだと思っていますよ。

5-1. 脆弱性情報のキャッチアップをAIで効率化

結論から言うと、日々公開される脆弱性情報(CVEやベンダーのアドバイザリ)の一次確認は、AIに要約させると時間を大きく削れます。

理由は、公開情報の英文アドバイザリを読み解く作業は定型的で、AIが得意とする「翻訳+要約+影響範囲の整理」がそのまま当てはまるからです。

具体的には、僕は「このCVEの内容を、影響を受ける製品・バージョン、攻撃の前提条件、暫定対策の順で日本語で整理して」というプロンプトを使っています。ただし、AIの出力は必ず一次情報(ベンダー公式)で裏を取る。AIは「当たりをつける」ツールで、「結論を出す」ツールではない、という線引きが大事なんですよね。

情報の洪水にのまれず、優先順位を早くつけられるだけでも、実務ではかなり効きます。

5-2. 診断レポート・報告書のドラフトをAIで作る(機密の扱いに注意)

結論として、レポートの「型」の部分——脆弱性の説明、一般的な対策、リスク評価の文章——はAIで下書きを作ると効率的です。ただし機密情報の扱いには十分な注意が要ります。

理由は、診断レポートは定型部分と個別部分が明確に分かれていて、定型部分は毎回似た内容だからです。一方で、クライアント名やシステム構成、実際の検出結果は機密で、外部のAIサービスに入力してはいけない情報です。

具体的には、僕は「一般論としての脆弱性Xの説明と推奨対策を書いて」という抽象度でAIに下書きさせ、そこに自分で個別の検出結果を追記します。総務省の「令和6年版 情報通信白書」でも、生成AI利用の懸念として社内情報の漏えいリスクが上位に挙げられています。セキュリティの専門家が情報を漏らしたら本末転倒なので、入力してよい情報の線引きは、AIを使う前に必ず決めておくべきなんです。

契約先の秘密保持契約(NDA)で生成AIの利用が制限されているケースもあるので、案件ごとにルールを確認するのを習慣にしています。

5-3. 資格学習(登録セキスペ等)にAIを使う

結論から言うと、登録セキスペ(情報処理安全確保支援士)のような資格の学習は、AIを「壁打ち相手」にすると理解が速くなります。

理由は、セキュリティの試験は「用語の暗記」より「事例に対してどう判断するか」を問われるため、AI相手に自分の言葉で説明する練習が有効だからです。

具体的には、僕は過去問を解いた後、「この設問の正解がなぜ正解で、他の選択肢がなぜ不正解か、実務の観点で説明して。僕の理解が間違っていたら指摘して」とAIに投げます。第1章で触れたとおり、登録セキスペは国が2030年までに5万人規模を目指している資格。取っておいて損はないですし、フリーランスの案件獲得でも「客観的な指標」として効きます。

AIで学習効率を上げて資格を取り、その資格で高単価案件に届く——このルートは、今のところかなり再現性が高いと感じています。

まとめ:AIが作る時代だからこそ、「守れる人」の価値が上がる

この記事で伝えたかったことを整理します。

  • 生成AIで「作る力」はコモディティ化し、「守る力」の希少性が相対的に上がっている
  • サイバー攻撃関連通信は前年比11%増(NICT)、ランサムウェア被害は中小企業中心に222件(警察庁)
  • セキュリティ人材は約11万人不足(経産省)。需給ギャップが実務者の単価を押し上げている
  • セキュリティのフリーランス案件は月単価の中央値90万円、月80万円以上が8割、リモート率8割
  • セキュリティプロ・フリーランスはセキュリティ特化・交渉代行・登録無料。参画まで2〜4週間
  • 未経験・経験1年未満・保障を最優先する人には向かない。実務3年以上が目安
  • AIは脆弱性情報の要約・レポートの型づくり・資格学習に有効。ただし機密情報の入力は厳禁

「AIに仕事を奪われるのでは」という不安を、僕は「AIが作ったものを点検できる側に回る」ことで解消しようとしています。セキュリティは、その代表的な逃げ場所であり、攻め場所でもある。今すぐ独立しなくても、カウンセリングで自分の相場を一度知っておくと、キャリアの選択肢がはっきりしますよ。

セキュリティ特化のフリーランス案件紹介サービス【セキュリティプロ・フリーランス】

この記事で参考にした公的データ・資料

コメント

  1. porn pictures より:

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